歯科衛生士 往診
訪問歯科診療は歯科衛生士業務で患者様に一番寄り添ってできる仕事です。 予防管理は歯科衛生士が担当し、先生の治療経過を長期でフォローしていきます。 定期的なプロケアで患者様の口腔内環境だけでなく、全身健康・患者様の笑顔・食べる楽しみなど、患者様の喜びを一緒に感じていきましょう!
往診において、朝礼は非常に重要な時間です。全員が揃うこの貴重な時間を利用して、情報の共有や注意事項の周知を徹底的におこないます。特に、患者様の状況や治療計画、各スタッフの役割分担について話し合うことで、スムーズな診療が可能となります。
訪問車に歯科診療に必要な機材を積んで出発です。
訪問施設の方へご挨拶します。
診療指定場所に荷物を配置し、診療の準備をおこないます。
その日の診療予定者の体調やケアスケジュールなどを施設スタッフ様に確認し、口腔ケアを開始します。
お家の方やデイケアの方へご挨拶します。
診療指定場所に荷物を配置し、診療の準備をおこないます。
その日の診療予定者の体調やケアスケジュールなどを代理の方に確認し、口腔ケアを開始します。
治療終了後、当日の治療内容の報告と申し送りをします。片付けはスタッフ全員でおこないます。
治療終了後、当日の治療内容の報告と次回の治療内容・予約日を確認します。
片付けはスタッフ全員でおこない、退出します。
約1時間の休憩時間が設けられています。
午前中同様、その日の診療予定者の口腔ケアを行います。
器具の洗浄・除菌をおこない、翌日の準備のために物品の補充をおこないます。また、ミーティングや報告などもおこないます。
口腔内清掃・ケア
口腔内の清掃とケアは、死因第5位の「肺炎」を引き起こす「誤嚥性肺炎」の予防に重要です。
摂食嚥下機能の評価・支援・リハビリ
唇、頬、舌、喉、首の筋肉の機能を維持・回復させるため、摂食嚥下機能の評価や支援、リハビリを行います。
周術期(在宅ターミナル)
患者様の術前、術中、術後のケアを行い、口腔由来のトラブルで治療や手術に合併症が起きないよう管理します。個々の病気や生活に合わせた対応が必要です。
患者様の家族や介助者の相談対応
ご家族や介助者(ケアマネージャー様・施設スタッフ様など)の心理的負担を和らげるため、相談に寄り添い、共感しながら積極的にコミュニケーションを取ります。
他業種との連携
医科、薬科、介護・福祉系、リハビリテーション専門職、医療ソーシャルワーカー、自治会、NPO法人、ボランティア団体などと連携を図ります。
このように、歯科衛生士の役割は口腔ケアだけにとどまらず、患者様と関係者が快適に過ごせるよう他業種と連携し、患者様自身が最期まで「食べられる・話せる・笑える」お口づくりを支援します。